年間売買高記録更新: 想定額面1000兆ドル超に

TODAY’S NUMBER MORE THAN $1 QUADRILLION TRADED IN 2014

2015年1月13日|| EVAN PETERSON

2014年初め、売買高に関する話をすると常に、相場の「ボラティリティーへの回帰」に言及することになった。先物の売買高は総体的に低迷気味だったし、ほとんどの資産クラスにおいて、相場の日中レンジは限定的だった。ただ、その後数か月で状況は激変し、結果として、市場には高ボラティリティ―の嵐が吹き荒れることになる。FRBはQEの縮小に踏み切ったし、市場は、FRBの次の一手として、政策金利の引き上げを意識する様になった。さらに、中国の需要が引き続き失速傾向を辿る一方、中東紛争に加えてウクライナ情勢が緊迫化するなど、突如として、世界を取り巻く状況はそれまでとは様相を異にするものになった。CMEグループの取引所で上場される資産クラスに関しては、こうしたボラティリティ―の高まりを背景に、全般的な売買高の増加が見られ、結果的に1370万枚と、2014年はその160年の歴史中で最高の年間売買高を記録する年になった。この記録的な売買高をドル換算すると、2014年にCMEグループの取引所で売り買いされた想定額面の総額は実に、1000兆ドルを超える金額となる。ゼロが15個並ぶ額である。

実際には、記録的な売買高に向けた勢いは年初からあったものの、地政学的リスクと国際的な政治イベントが重なり、売買高記録を更新し始めたのは10月からに過ぎない。この時期、金利商品の役割について、フィリップ・スタフォードが英国のファイナンシャル・タイムスに書いている。

「こうした売買高には、債券先物やユーロドル金利先物など、FRBの政策動向に関連するプロダクトにおけるCMEの支配的な立場が反映されています。FRBが10月にQEを終了したこと、そして政策金利の引き上げに対する市場の期待が高まったこと、こうした背景がCMEに上場されている2年物、5年物の債券先物に対する取引需要を喚起する結果になりました。CMEにおける金利商品全体の建玉、仕切り/手仕舞いがされていない未決済の取引の数は昨年、28%の増加ともなっています」

もちろん、その他の先物やその他の時間軸でも、記録的な売買高が達成されている。例えば、年末の原油市場では、世界的に需要が減退する一方で、北米の生産が加速的となっていることが意識される展開となった。これを背景にガソリン価格が一段安となるなか、NYMEXのブレント原油先物の年間売買高は90%増を記録している。どの市場にどの時点で売買高の急増があったのかをもう少し詳細に紹介するため、CMEグループでは記録的な年となった2014年のインフォグラフィックを公表している。

2014 volume records JA



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