短期新穀オプション取引が今熱い5つの大きな理由

Five Reasons for Short Dated New Crop Options

2013年8月26日 || TIM ANDRIESEN

今秋の収穫に向けて準備を進めている農家の人々は、やがてこの1年を通して続いている異常な生産サイクルの頂点に差しかかることだろう。今年は、2012年に起きた干ばつが多くの農作物生産地域で土地を 適正な水分なし にしたのではないかとの懸念とともに始まった。それに続いたのが春の豪雨と、それにより作付のタイミングを逸してしまうのではないかという不安だ。そして、ついには乾いた夏が再び最終的な生産に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念が広がった。もし天候リスクがあるとすれば、穀物生産農家はおそらく2013年にそれを感じていたことだろう。

多くのリスクがある年はまた、生産者にとって増加したリスク管理ツールがあるとすれば、良い年であったことを意味する。そうしたリスク管理ツールの中でも特に重要なのが短期新穀オプション取引(SNDCO)で、SNDCOはこれまでにもUSDAの調査発表や突然の豪雨といった出来事に伴う短期的なリスクの管理に効果を発揮してきた。そして2014年の穀物価格が2013年と同様に激しく乱高下する場合でも、またそうでない場合でも、CMEグループは、生産者をはじめとする農産物市場の参加者が引き続きSNDCOを利用することを期待している。SNDCOを取引する5つの理由をご紹介する。

1)高い流動性

2012年6月に上場したトウモロコシと大豆のSNDCOの限月は7月と9月で、トウモロコシ先物の12月限に対応するものだった。SNDCOのユーザーは、とりわけ昨年の干ばつのような厳しい自然現象を目の当たりにして、短期オプションの低コストの魅力にすぐに気づいたことだろう。出来高は伸びており、2013年1月1日には2013穀物年度に向けた取引が始まりまった。トウモロコシと大豆SDNCOの人気上昇で、すでに 100万枚を超える出来高合計 に達している。現在、市場の流動性は高く、市場参加者には、自信を持ってSDNCOをリスク管理を目的としたポートフォリオに加えていただけることだろう。

2) 硬質赤色冬(HRW)および軟質赤色冬(SRW)小麦も取引可能に

CMEグループによるカンザス・シティー・ボード・オブ・トレードの買収について すでに書いたように、同じ傘の下での硬質赤色冬(HRW)小麦と軟質赤色冬(SRW)小麦の組合せは、穀物市場の参加者にとっての新たな機会を提供する。その方法のひとつをご紹介する。

参加者は、トウモロコシと大豆市場で2012年から行われているのと同じやり方で、HRW小麦とSRW小麦の短期的なヘッジを低コストで、本日から実践できる。世界で最も多く取引されている2種類の小麦コントラクトのヘッジャーは、ビジネス上特有の短期リスクを初めて、より目的に沿った方法で、管理できるようになる。

3) 一層柔軟に

短期新穀オプション取引の背景には、常に、2~3ヵ月または数週間もしくは数日といった短期間だけ生じるなんらかの出来事に伴うリスクを柔軟に管理するという発想がある。SDNCOを昨年初めて上場した際、トウモロコシ先物の12月限、大豆先物の11月限に対して、5月、7月、9月の限月を設定した。これが意味するのは、ヘッジャーは、それぞれの期間中、例えばUSDAがレポートで低い生産予想数値を発表するなど、市場価格を目先動かす可能性がある出来事に対して防衛策を講じられるということである。

トウモロコシと大豆のSDNCOでは、3月限月を追加しており、さらに柔軟な対応が可能となっている。

4) 農家の利用を獲得しつつある

新規上場商品が成功する多くの場合の理由は、いくつかのマーケットメーカーがその商品を早い段階から採用し、その後を他の利用者がゆっくりとついてくるというものである。SDNCOは農家やカントリー穀物エレベーターのようなヘッジャーに向けて設計され、採用されているのは、短期商品ゆえの低いプレミアムが魅力となっているためである。

5) 2014年向け取引は今、開始可能

市場参加者が2013年の短期新穀トウモロコシおよび大豆オプションの取引を開始できるようになったのは1月2日だった。利用者のご要望を受けて、CMEグループは、参加者が2014年向け取引を使ってリスク管理を開始できる日を本日に繰り上げた。トウモロコシと大豆のSDNCOでは、3月限月を追加しており、さらに柔軟な対応が可能となっている。これにより参加者は、より早く流動性のある市場を活用し、トウモロコシと大豆の生産サイクルをより合致させることができるようになる。収益ベースの農業保険加入を検討している皆さまには、あなたの収益保証に関して2月に保険価格が設定される前に、これが価格変動リスクの管理をお手伝いする。


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