スコットランド住民投票後も続く英ポンドの動き

POST-SCOTTISH VOTE, POUND ACTIVITY CONTINUES

2014年9月22日|| SEAN HAYDEN

スコットランドでの住民投票が行われた日、英ポンドの通貨先物では、期近限月の売買高が、前月の日中平均を36%上回った。そして、独立拒否は決まったが、英ポンドに関しては先物もオプションも、高水準の売買高が続いている。 実際に投票翌日、開票が行われた日には、オプションの行使価格別売買高は、その上位10位までが英ポンドだった。

先物価格は投票日が近づくにつれて上昇基調となり、市場は独立賛成派の敗退を示唆する展開となっていた。 実際に、投票結果は独立反対が55%、賛成が45%だった。また、今回の住民投票の投票率は、過去最高の85%を記録する結果となった。 こうして、住民投票は終わったが、結束を維持してくため、連立王国(UK)には変革が必要であることを各政党のリーダーたちが指摘していることなどから、英ポンドは市場の注目を集め続けることが予想されている。

530万ほどの人口を抱えるスコットランドは、独立するのかUKに留まるのかで、世界の熱い視線を集め続けた。 結果、英ポンド先物には取引妙味が生じ、相場は動きを速める展開になった。 直近では、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)が、その本体をスコットランドに据え置く方針であることを発表し、英ポンド先物の更なる上昇に拍車をかける要因ともなっている。

また、住民投票実施の当日には、第3週と第4週を中心に、英ポンドの週間オプションが、英ポンド・オプション全体の28%を占めた。

Scottish vote and pound graph

特に第3週の週間オプションは、住民投票の翌日が権利失効の日となっていたことなどから、週間オプションの相場には上昇が見られた。 また、投資資金に対するリターンが大きいことから、短期オプションに対する取引参加者の興味も高まった。 オプションの対象となっている先物市場で大きな動きが予想される場合、週間オプションは比較的安価なプレミアムで購入可能な取引ツールの1つとなっている。

市場の流動性と指値の厚みを兼ね備えた週間オプションは、相場状況がけん引する形で、さらなる取引の活発化が見られている。



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