本日の数字:オマーン原油先物取引の成長

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2014年3月4日 || EVAN PETERSON

2012年から2013年にかけ1日平均出来高(ADV)を36%増やし、すでに急激な成長を遂げつつあるオマーン原油先物取引は、2014年に入ってさらにその伸びを加速させている。

1月に1日平均出来高は8,000枚を超え、それまでの最高記録だった2013年11月の約7,500枚を更新した。そして2月には1日平均10,754枚と記録をのばし、オマーン原油先物はいま、新たな領域に入った。オマーン原油先物は過去数年にわたり着実に成長を遂げてきたが、1万枚の壁を越えたことには大きな意味がある。

オマーン原油先物の成長に関する2012年の記事で、英紙フィナンシャルタイムズは1万枚が重要な数字であるひとつの理由を伝えている。

「1日平均1万枚が特に重要なのは、サウジアラビアのような産油国がアジアへの石油輸出に際し、価格のベンチマークとしての使用を考慮するのは、その取引が継続的に1万枚水準の出来高を維持していることだと過去に表明していたからである」

オマーン原油先物の持続的な成長を主に支えてきたのは、アジアに拠点を持つ数多くのエネルギー関連企業―商社から精製会社まで―がオマーン原油先物をアジアの指標だと見なしているからだ。オマーン原油先物の現在の1日平均出来高は2013年2月に比べ84%も増えている。この取引増に関しては、リライアンス・インダストリーズ社、三菱商事、丸紅、そして2月にドバイ・マーカンタイル取引所(DME)に加入した日本の精製会社 出光興産といった大手の市場参加者に、特に謝意を示したい。

BPの「エネルギーアウトルック2035」は、アジアは2035年までに地域間のエネルギーネット輸入の70%を占めると予測している。そして、エネルギーアウトルック2035に掲載されている図表が示すのは、中国がその多くのエネルギーを消費するだろうということだ。

DMEプロダクツ・サービス部門のトップOwain Johnsonが先月、本欄で述べたが、その意味するところは、アジアと中東の人々は彼ら独自の価格指標を持ちたいと願っているということである。そしてオマーン原油先物の最新の出来高を見ると、すでに40%の取引が中国関連となっており、Johnsonが指摘する通り、オマーン原油先物は第3のグローバルな原油価格のベンチマークとしてよいポジションを確保していることがうかがえる。



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