【今日の数字】FXオプションの取組高急増が示すもの

TODAY’S NUMBER FX OPTIONS OPEN INTEREST

2013年12月6日 || CRAIG LEVEILLE

取引所市場で最も重要な指標のひとつが「取組高(建玉残高)」である。これは、市場もしくは限月において、取引が約定されたままで、反対売買による相殺や受渡による決済がされずに残っている売り建玉もしくは買い建玉の総数である。 なお、それぞれの建玉に売り方と買い方が存在するが、取組高を計算するときには、その両方ではなく、一方だけを数える。 昨日、FXのボラティリティが低いままにも関わらず、CMEに上場するFXオプションの取組高が、史上最高の1310億ドルを記録した。

なぜ取組高が当社にとって非常に重要な指標であるのか。 もちろん、それが当社のFX市場にどれだけの流動性があるかを示してくれることもある。しかし、より注目されるのは、建玉が急激に増加しても、市場がCMEを高く信頼し、FXオプションでのリスク管理を維持していることだ。 市場参加者が市場に求めているのは、高い流動性だけでなく、そこに世界基準のリスク管理が伴っているかである。それによって、保有するFXオプション建玉の安全性と確実性が確保されるからだ。 また、取組高の増加は、新規のマネーがFX市場に流入していることも意味する。 こうしたトレンドは、FXオプションの出来高の増加(前年同期比48%増、現在FXオプション市場の86%が電子取引によるものである)はもちろんのこと、FX先物およびオプション市場で、大口の建玉保有者の数が記録的な伸びを見せたことからも明らかだ。

Graph FX OPTIONS OPEN INTEREST
CMEのFXオプション出来高と取組高(2008~2013年)

さまざまな仕様の商品が上場し、しっかりと規制されているFX市場に人気と取引が集まっている。このことから、当社の運営する中央清算機関が有効に機能し、また今日の不安定な通貨市場でのリスク管理やヘッジのニーズを満たしていると分かる。 世界中のすべてのFX取引プラットフォームで取引の減少が見られた一方で、広範なネットワークを持つ店頭取引(OTC)市場に対する当社の市場シェアは、記録的な拡大が続いた。 事実、11月のCMEのFX先物とオプションの平均出来高は、代表的なFX電子取引プラットフォームであるEBS(Electronic Broking Services)に対して112%であり、通年では102%だった。これは史上最高である。 現在、金融機関への規制強化、特にバーゼル3の適用が進んでいる。そのなかで、取引所に上場する先物と先物オプションは、資金や証拠金を相対のOTC取引よりも効果的に管理できることから、市場参加者にますます魅力的な代替手段として映っているのだ。


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