【今日の数字】成長著しいFXの重要分野

FX Big Growth in One Key Area

2013年11月7日 || CRAIG LEVEILLE

今年はFX市場に大きなトレンドと論点が生まれた年となっている。 アベノミクスが円取引増加の大きな原動力となり、量的緩和に、ヘッジャーと投機家は、通貨リスクがもはや想定外ではないことを気づかされた。 ただし、多くのFXの取引市場で、出来高は劇的に減少した。大幅に増加したのは、CMEのFX市場の“ある”重要分野である――「オプション」だ。 事実、当社の調査によると、今年10月までにオプションの出来高は45%増となった(現在、オプション31銘柄の85%が電子取引によるものである)。また、取組高の40%をオプションが占めるまでになった。

しかも、これは大口トレーダーが利用している従来のオプションだけにみられることではない。より小型で資本効率の高いE-micro FX商品でも伸びているのだ。出来高は前年比30%増である。

QE縮小論議やアベノミクスといった最近の大きなリスク事象を考えれば、オプションの成長は、それほど驚くことではない。 リスクの定量化が非常に難しくなると、価格変動リスクをヘッジする比較的安全なツールとしてオプションを使用する傾向が、投資家にあるからだ。 また、週次オプションの取引も急増している。これは、先ほど雇用統計の発表が延期されたように、短期的なイベントをとらえるのに、より適当なポジションを顧客が求めているからだ。 こうした増加は、投資顧問や自己勘定のトレーダーも含めて、あらゆる顧客層でみられる。

なお、FXオプションについて興味のある方は、当社資料「通貨リスクをオプションで管理する」をご覧いただきたい。 これは通貨オプション取引の基本学習教材といえるだろう。

FXは他の資産クラスと大きく異なる。その最大の理由は、国内市場ではなく、グローバル市場のグローバルな商品であるからだ。 石油であれ、金であれ、株式であれ、耐久消費財の取引であれ、何であれ、国境を越えたあらゆる取引に、FXが関わっている。だからこそ、まさにグローバルな商品なのだ。1972年以降、CMEはFX先物とオプションを提供してきた。これは第二次世界大戦後、世界中の通貨間の為替レートを固定しようとしたブレトン・ウッズ協定の崩壊にまでさかのぼる。 通貨先物、そしてその後、通貨オプションが利用できるようになったことで、事業者は、QEやアベノミクスといった、今後のFXの不確実性による市場変動のリスクを管理できるようになったのだ。



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