イッツ・ショータイム FOR 即時決済

Real-Time-payments-640x360.png

2015年5月20日 || RUMI MORALES

即時決済(リアルタイム・ペイメント)は、将来の金融サービス産業を変身させるであろうテクノロジーの一つであり、舞台右手に登場しつつある。より速いネットワーク・インフラ、強化された安全機能および分散元帳システムの分野において多くの開発がなされ、それらが集まることで、世界中で決済の高速化を可能にしている。

米国は、特に、英国、オーストラリア、そしてナイジェリアと比べても遅れをとっている。それらの国では、ほぼリアルタイムでの資金の移管が可能である。米連邦準備制度は、現在、決済システムの近代化計画を開発しているが、新しいテクノロジーは待ってはくれず、投資家もまたそうである。最近のゴールドマン・サックスの報告書「我々の決済方法」によれば、新興の決済会社に対する投資額は、様々の会社による公開された情報によるものだけで、24億ドルを超える。CME戦略投資グループ(SIG)も即時システムへの投資家グループの一員である。SIGは、CMEグループの企業ベンチャー・キャピタル部門であり、新興のテクノロジー会社に少数株主として投資する。そのような新興のテクノロジー会社の革新的商品またはサービスは、より長期的には、CMEグループの主要なビジネス原動力および金融サービスのエコ・システムに影響を与えると期待される。

SIGは、昨秋、Dwollaという全デジタル決済ネットワークに投資した。Dwollaは、インターネットに接続するものすべてにエンドツーエンドのオープンループ決済ソリューションを創り出す。バックエンド・ソフトウェアは、戦略的財務提携関係および既存の銀行口座を利用することで、携帯電話、コンピュータ、ソーシャル・コミュニティおよび物理的な場所でさえも、現在のカードおよび銀行移管システムの構成要素を迂回し、効率化しまたは置き換える安全なネットワークに変化させる。これにより、友人、家族、商人、企業そして米国連邦政府でさえ、現金のような資金の送金および受取りを電子的に行うことをできるようにするが、昔ながらのデビットおよびクレジット・カードの手数料および制約はない。

SIGは、より最近では、Ripple Labsに、その2800万ドルのシリーズA資金調達ラウンドの一環として、投資した。Ripple Labsチームは、すべての世界の異種金融システムを即時にあらゆる通貨での資金の安全な移管を提供するため相互接続させるRippleプロトコルの導入を支援する。CEOであるChris Larsenによれば、そのミッションは、「IPベースのテクノロジーの10年前の決済インフラを近代化することであり、そうすることで今日のウェッブにおける情報と同じくらい自由に、容易に、安全に、そして透過的に、価値が世界を巡る」

言い換えれば、この会社は、昔ながらの取引の費用と時間を削減させている。

CMEグループが世界中の人々がリスクを管理するために集まる場所であり、CME Clearingが世界をリードする中央清算機関の一つであることを考えると、即時決済は、とてつもなく重要であり、かつ機会を提供する。我々は国境を超える取引の世界に生きており、即時システムは、全世界にわたってより広く導入されることで、個人、会社および機関がそれらのリスクを管理するためのより効率的な手段を提供できる。



全ての金利環境において 先物が重要である理由

FF-Interest-Rate-Video-2-640x320.jpg

2015年4月30日 || EVAN PETERSON

2015年4月のFOMC(連邦公開市場委員会)は再び、ゼロ金利政策の据え置きを決定した。政策金利引き上げについては、6月実施を予想する向きもあるが、金利市場の動向からは、それを反映した金利水準に市場が達するのは難しい様にも見える。中央銀行であるFRBにとって、2つの使命である完全雇用と2%の物価上昇率に向かって米国経済が緩慢な回復を続けるなか、政策金利の引き上げは(再び)、予想よりも遅い時期に実施される可能性が高まっているのである。

一方で、政策金利引き上げの時期に関するFRBの言及を巡って、FOMCが開催される毎に新しい期待が市場で醸造され、これが裏切られるという状態が続き、ここ数年来、大きな動きを見せていないものの、FF(フェデラル・ファンド)金利はその度に市場の熱い視線を集める結果となっている。ただ、そんな中での市場動向を見るには、金利先物が依然として最適なプロダクトである状況は変わっていない。金利市場の動きは乏しいが、その関連先物は依然としてCMEグループ傘下の取引所において最大の売買数量を集めるプロダクトとなっている。最近は、FRBのウォッチ・ツールとして、市場参加者がどの時点で政策金利の引き上げを見込んでいるかを計るツールも提供されている。

金利に関して、市場の注目が集中するのはナゼなのだろうか?  現代生活では、住宅ローンからクレジットカードまで、その至る所で金利が反映されているのである。特に銀行を始めとする金融機関の場合、その融資能力は政策金利の水準に多大な影響を受ける。CMEグループの教育サイト、Futures Fundamentalsでは今回、銀行はナゼ金利先物を取引するのか、このプロダクトをどう利用しているのか、などに関してそのプロセスを新作のビデオで解説している。

*ビデオは ここをクリックし、スクロールダウンして ご参照ください(英語)。

米国の政策金利が実際に上昇するのは来年になるのかもしれないが、遅かれ早かれ、それは引き上げられる。ビデオで紹介されている様に、金利は変動するものなのである。

先物市場に関するその他のビデオやグラフィックについても、Futures Fundamentalsのサイトで検索可能。


CMEグループについて

CME Group
CME、CBOT、NYMEX、
COMEXから成り、世界を
先導する多彩な金融市場です。
グローバルおよび地域的経済・
金融に関するブログをお届け
します。CMEグループの日本語サイトはこちらをクリック。

CMEグループのリソース
CMEグループのツイッターで
@CMEGroupJapanをフォローください。
月次アーカイブ
検索
QRコード
QR
OpenMarketsについて
OpenMarketsは、CMEグループが発信するオンラインマガジンです。本ブログは、日本のトレーダー向けに、主に同マガジンから抜粋した記事を翻訳した
ものです。新たな商品紹介、
ケーススタディ、テクノロジー アップデート、今話題のトピックなど、デリバティブ産業への
従事にお役立てください。