CMEグループ・トレーディング・チャレンジ

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2015年2月20日 || EVAN PETERSON

2月19日木曜日、数校が首位争いを続けるなか、CMEグループ・トレーディング・チャレンジの予戦が終了した。これによって、37ヶ国から500組を超えるチームがエントリーした今大会は土曜日から、予選を50以内で通過したチームによる本戦が始まる。本戦に出場するチームのリストはこちら。取引口座の最高残高を競う学生たちの本戦は3月6日まで続き、トップ・チームが2015年のチャンピオンの栄誉に輝く。

先物取引トーナメントが数多く実施されているなかで、今年で12年目を迎えるこのチャンピオンシップがその他と異なるのは、この大会が大学生を対象としたものであり、彼らにプロの取引経験を提供する機会となっていることである。ダウジョーンズ・ニュースワイヤーやハイタワー・レポートなどの情報ソースが使えることに加えて、CQGが提供するプロ仕様の取引プラットホームで、学生たちのチームは、全ての主要な資産クラスの売買をリアルタイムで執行することが可能となっている。

本戦の経過はこちらのサイトで更新されるので、母校や気になるチームの最新パフォーマンスを確認できる。

こちらのインフォグラフィックでは、この大会のレベルの高さが示されている。

(画像をクリック)
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2015年チャンピオンシップ参加校リスト
2015年チャンピオンシップ参加国
昨年度チャンピオンへの取材




穀物農家を助ける新たな貯蔵方法

NEW STORAGE

2015年2月10日 || DEBBIE CARLSON

2014年収穫期の穀倉地帯での共通の光景は、豊作で穀物エレベーターや協同組合の貯蔵能力を上回って収穫されて、山積みとなった大豆やトウモロコシだった。
 
豊作は米国の総貯蔵能力を上回る勢いだ。 米国農務省(USDA)によると、米国の総貯蔵能力は130億ブッシェルのみ。一方で、USDAは2月の需給報告によると、2014 - 15年期のトウモロコシと大豆の生産高は180億ブッシェルを上回る見通しで、過去最高となると予想されている。

しかし、農家が農場での穀物保管を拡大する動きがあるため、組合の外に穀物が山積みとなる光景は変わりつつある。

2000年5月以来、USDAは低利融資により農家での貯蔵能力の増強を援助しており、農場での貯蔵能力は9億ブッシェル増加した。2014年には、USDAはこの農場での貯蔵能力拡大の融資プログラムを強化し、生産者が穀物を貯蔵するための恒久的な施設の建設や増設を容易にした。  従来、農家は亜鉛メッキされた鋼製の容器に穀物を保管し、またこれをもとにUSDAも貯蔵量を算出してきた。

だが農家も工夫が必要になってきている。

MaxYield Cooperativeの市場アナリスト Karl Setzer はこう説明する 「保管にかかる費用はブッシェル当たり30セントになる。農家がトウモロコシを5.50ドルまたは6ドルで売却できる時は、保管に30セントを払うことは気にならない。しかしトウモロコシが3.50ドルでしか売却できないとすると、それは別の話だ。」


2014年の収穫期に関心を集めたのは、ポリ繊維材で作られた穀物袋だった。一時的に1万から5万ブッシェルを保存できるもので、詰めると長いチューブのような形状となった。

ネブラスカ州オズモンドでこの製品を開発する Big John Manufacturing社のDaniel Fritz氏によると、この穀物袋を提供して5年目になるが、今年が最も需要が高かったという。


「収穫期の状況には追いつけなかった。十分にすぎるほど生産したつもりであったが、価格低迷で行き場を失った穀物はかなりの量であったのだろう」と彼は語った。

穀物袋は真空封止されて保存され、強く作られているので、たとえ穴が開いても袋が完全に破裂してしまうことはない。穀物は4カ月から6カ月の保管が可能で、農家は収穫期に見られる価格低迷をやり過ごすことが見込めるという。

他の貯蔵方法ある。穀物リングと防水シートにより貯蔵を保護するもので、これは詰めると小さなサーカステントのような形状となる。

Fritz氏によると穀物バンカーも方法のひとつだが、通常これは農家には大きすぎるという。バンカーは通気性を持たせて、乾燥穀物の一時的、または長期的保管に使用可能だ。

Setzer 氏によると貯蔵への工夫にあたり様々な話を聞くという。

「機材を外に駐車し、機器用の小屋を穀物の貯蔵に使っている農家もある」とのことだ。





カー・マイニング社:新たなLBMA銀価格設定プロセス

COEUR MINING ON THE NEW LBMA SILVER PRICE (VIDEO)

2015年2月10日|| EVAN PETERSON

LBMA(London Bullion Market Association=ロンドン貴金属市場協会)は昨年8月、世界中で取引される銀のスポット決済価格の設定に関して、その決定プロセスに透明性をさらに高める方法を取り入れた。これは、貴金属市場の近代化を象徴する出来事だった。これによって、少数の銀行が毎日、正午に集って銀のスポット価格を設定するという、いわゆる「銀価格のフィキシング」、という117年間の慣習的プロセスは終わったのである。その代わりに、市場参加者も共有できる、透明性の高い電子プラットフォームを介したプロセスが導入された。

CMEグループとトムソン・ロイター社が日毎のオペレーションを監督するこの電子オークションシステムでは、提示された当初の価格に対して銀市場の取引参加者が注文状況を入力することで、売り買いの注文のサイズを確認することが可能となっている。また、この新しいLBMAのシステムでは、CMEグループが決済価格を計算する電子オークションシステムを、トムソン・ロイター社がその価格の管理と配信を、それぞれ担当している。

ここで決定される決済価格は、生産者や消費者がその日に執行する銀の取引における指標として、活用されることになる。

銀のスポット決済価格がこの新しいシステムに移行したことで、史上には多岐にわたる改善がもたらされているが、米国ベースの銀生産者としては大手のカー・マイニング社は、その恩恵に浴する多くの市場参加者のグループに属している。2014年の銀の年間生産量が1700万オンス超となったカー社は、そのほとんどを世界でも最大級の2つの主要銀山で生産した。1つはボリビアのサン・バルトロメ銀山であり、もう1つはメキシコのパルマレホ銀山である。このインタビューでは、銀価格の設定がより公開された仕組みで行われることがどれほど有意義であるかについて、カー社の財務担当者であり、バイス・プレジデントのコートニー・リン女史に話を聞いている。

「銀価格のフィキシングからLBMA方式への転換は、単に価格決定の透明性を高めただけでなく、そのプロセスにカー社を始めとする業界関係者の ”声” を反映させることを可能にしました。これまで、それは不可能だったのです」、とリン女史は今回のプロセス変更を評価している。

女史が ”声” と言っているのは、文字通り市場参加者の "声" である。以前のフィキシング・システムでは、この値決めプロセスに参加する少数の銀行が電話回線で話し合って価格を決めていた。第三者である市場参加者は、この話し合いの傍聴は許されていたが、話し合いに直接参加することは出来なかった。価格の決定プロセスにおいては、沈黙を守らなければならなかったのである。

これに関して女史は「フィキシングの過程は一般に公開されていたものの、価格決定に至る透明性や明快さと言う意味では、望むべき部分を依然として残していたのです」、としている。

カー社の様な業界大手にとっても、明快な価格決定プロセスは歓迎するべき変化なのである。

その上で女史は「業界全体の意見を反映する価格決定プロセスの活発な参加者として、カー社は新方式に期待しています」、と想いを語っている。さらに、「カー社が事業を展開していく上で、CMEグループやLBMAとのパートナーシップは非常に重要であり、銀の決済価格決定プロセスに参加できることは喜ばしいことだと考えています」としている。

コートニー・リン女史のインタビューはこちらの動画(英語)を、LBMAの銀スポット決済価格についての詳細は、こちらのページをご参照ください。


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